
函館を代表する神社「函館八幡宮」。


解説板のとおり、その歴史は1445年まで遡るとされています。
祭神は「品陀和気命」(ほんだわけのみこと)「住吉大神(すみよしのおおかみ)」「金刀比羅大神(ことひらのおおかみ)」で、古くから、海上安全や開運招福のご利益があるとして、「八幡さん」の名前で親しまれています。
函館を代表する坂道として観光客の人気も高い「八幡坂」は、一時、函館八幡宮が坂の上(現在の坂の中腹辺り)に移されていたことが名前の由来となっています。

正面鳥居に掲げられている扁額の文字は、松前町出身で函館ともゆかりの深い書家、金子鷗亭(おうてい)氏によるものです。

ここにも名前があります。


もう一つ扁額があります。
「神威」。アイヌ語の「カムイ(「神威」と書く)」かと思ってしまいそうですが、「しんい」と読むそうで、閑院宮載仁親王(かんいんのみやことひとしんのう)という、皇族にして陸軍官僚でもあった人物の揮毫です。

階段を登り切り、社殿に辿り着きました。
現在の社殿は、1915年(大正4年)に竣成したもので、「聖帝八棟造り」という、「寝殿造り」と「権現造り」を併せた、本殿、幣殿、拝殿が連続している建築様式で造られています。

こちらの建造物は・・・?


函館市有形文化財に指定されている、重さ約2トンの大神輿が公開されている「神輿殿」。
函館八幡宮の例祭は毎年8月14日~15日に開催されていますが、2年に1度、西暦で偶数の年に神輿渡御が行われています。




「鶴若稲荷神社」という境内社があります。
「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」という、食糧を司る神が祀られている神社で、元々は別な場所にあったのが、戦時中の空襲対策による建物疎開により取り壊され、現在の函館八幡宮へ移転した経緯があります。